遅咲き美容師の独立経験談

仕事とお金

こんにちは。かずねんです。

2児の母で個人サロンを経営して今年で9年目になります。

今日は、私がどうして自分のお店を持つことに決めたのか、そして経営を続けてきて今感じていることをお話ししたいと思います。

これから独立を考えている方や、自分の働き方にモヤモヤを感じている方の参考になれば嬉しいです。

独立を考えたきっかけ

きっかけは一つだけではなく、いくつかのことが重なっていました

  • お客様とゆっくり向き合えない忙しさ
  • 人間関係のストレス
  • 勤務時間に対して、手元に残るお金が少ないこと
  • 結婚してから数年が経ち子供が欲しいと思い始めた
  • 夫も美容師で同じく環境に悩んでいた

このまま続けていても、先が見えない。

もしかしたら美容師そのものが嫌いになってしまうかもしれない——-

そんな思いがふくらみ、「だったら自分たちでやってみよう」と独立を決めました。

正直夫婦で美容師だということもあり、まだ子供もいないし、何とかなるだろうと勢いに助けられた部分もあります。

開業までにやったこと・大変だったこと

物件探しは不動産を一つずつまわり、頭を下げ、良い貸店舗があれば紹介してもらえるようにお願いするところから始めました。

出店希望エリアには思ったような条件のところは少なく、やっと見つけても美容室NGだったり、内見に行ってみると思ってた感じと違ったり・・・今の所にたどり着くまでは少し時間がかかりました。

開業資金は自己資金+日本金融公庫からの融資でまかないました。

融資の面接は緊張しましたが事業計画書をちゃんと作って行ったことが評価されたのか、無事に通過。

融資が決まってからは内装業者の手配、材料ディーラーや、広告掲載会社との打ち合わせ…

全部自分で調べて一つずつ手配していくのは本当に手間がかかることでした。

オープン当初は「本当にやっていけるのか、お客様がきてくれるのか」と不安でしたが、ありがたいことに前の職場のお客様が来てくださったり、紹介が増えたりして、すこしずつ軌道に乗っていきました。

経営9年目の今、感じていること

開業当初は色々なストレスから解放されることと、自分たちのお店が持てたということの喜びでいっぱいでしたが、実際は自由な分、責任を伴うことも多く考えなければいけないことも多いです。

良くも悪くも『自由』であると思います。

今は子供が二人いて働き方や、生活スタイルも大きく変わりました。今こうしてお店を続けられているのは夫の協力と自分で働き方をコントロールできるようになったからだと思います。

『好きな仕事を、無理なく続けていく』このバランスを自分なりに見つけられたのは、独立したからこそ得られたことです。

これから独立を考える方へ

独立は、夢をかなえるためだけでなく『自分を守るための選択肢』でもあると私は思っています。

特に女性の場合、ライフステージによって働き方が変わるのは自然なこと。だからこそ自分のペースで働ける環境を持つことは将来への安心にもつながります。

私自身もまだまだ手探りで、模索している最中ですが『開業してよかった』と思えるのは、今の自分が自分らしく働けることで、自分や家族のことを大切にできるからだと思います。

同じように悩んでいる方のヒントになれば嬉しいです。

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